藁草履の作り方を教わりました
近所の92歳のお婆さんに、
草履の作り方を教わりました👡
早速履いてみると寒い朝にはだしでも、
草履がツボを刺激して寒くない。
そしてとにかく痛いのです(笑)
92歳のお婆さんのお話しは、
大変興味深かったのでシェアしたいと思います。
小さい時から
厳しい母に毎日毎日こき使われ、
何度も
「この人は本当に母なのか?
鬼ではないか?」
と思ったそうです。
勉強より優先すべきは家の雑用や農作業だった。
農家の多くはそれが当たり前で
学校に行くほうが楽が出来たそうです。
自給自足の生活は、
とにかく物が無かった。
稲藁は生活の必需品。
藁で様々な物を作った。
布団も簑もロープも鍋敷きも履き物も、
全部藁。
(ふかぐつ)
赤ちゃんをいれる〖こしき〗(揺りかごみたいな物)に、
藁を敷いて、
オムツはしないで赤ちゃんをいれておく。
こしきは、
畑や田んぼに置いて農作業をしたそうです。
兄弟や近所の子ども達は、
8才位になればみんなで、
赤ちゃんの面倒をみたそうです。
しめしと呼ばれる布オムツを余分に持って、子どもが赤ちゃんを背負って遊ぶのは日常だったとか。
とにかく毎日忙しくて、
常に働いていたそうですよ。
暖房器具の有る部屋でゆっくりくつろぐ事は無かったようです。
夜は毎日藁細工。
荷縄や漁のは左に編み、
普通の縄は右に編む。
神事の縄は、
男性がシキミの葉を加えて左に編み作ったそうです。
せっかく作った藁細工も、
農耕用の牛や馬に食べられてしまう事も有ったとか‼️
でもそのお陰で、
体力がついて、
今でも元気に畑が出来るから良かった✨
と仰っていました。
心も体も本当に強いと思いました‼️
興味深い事に男性のお年寄りは
「昔は良かった~」
といいます。
女性のお年寄りは
「今が良い‼️
あんときは惨めだった。
いつもお腹がすいとった。」
といいます。
お年寄りのお陰で
私達はどんな生活がいいか、
ある程度選べる。
その自由を与えて下さって、
豊かにして下さって、
有り難うという気持ちでいっぱいになりました。
最後まで読んで下さってありがとうございます。
伊藤邦男先生の本の引用はこちら
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