佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

コレラに感染しなかった木食さんが食べていたものとは・・・

先行きの見えないコロナが猛威をふるっております。

様々な情報が流れ、

何を信じてよいか分かりません。

 

先日、

小学生に

「コロナは嘘、ワクチンも打たなくていい・・・。自分で考えなさい。」

と言い去った男性に対して、

警察から不審者扱いとして注意するように通知がきておりました。

 

・・・・。

 

今から120年位前にコレラ佐渡でも猛威をふるい、

死者は373名と、

コロナに比べて非常に高い致死率の病が流行しました。

 

コレラとは

(IDWR 2000年第1号)  コレラは代表的な経口感染症の1 つで、コレラ菌(Vibrio cholerae O1 およびO139 のうちコレラ毒素産生性の菌)で汚染された水や食物を摂取することによって感染する。経口摂取後、胃の酸性環境で死滅しなかった菌が、小腸下部に達し、定着・増殖し、感染局所で菌が産生したコレラ毒素が細胞内に侵入して病態を引き起こす

 

今よりももっと、

衛生管理も薬も知識もない時代ですから、

それはそれは壮絶だったと思います。

 

県は港での検疫けんえきを強化し、家屋内外・街路がいろなどを清潔に保つよう通達しましたが、7月に入るとついに県内で感染者・死者が確認され、コレラの恐怖が現実のものとなったのです。感染予防のために魚介類や生鮮食品の販売が禁止されたことにより、関係者は大打撃を受けます。さらに新潟町では、大火や洪水等の発生による米価の急騰きゅうとうが人々の生活を脅かしました。そして8月、生活のかてを失った漁師たちが安米を要求して富商宅を打ちこわし、巡査に抵抗する者も現れたため、警察と衝突する大騒動になりました。この騒ぎは沼垂町などへも飛び火し、竹槍などを手にした人々が警察や富商、避病院などを破壊しました。駆けつけた警察によって鎮圧されますが、死者を出すに至りました。

 

噂や情報の錯乱、

恐怖からの村八分

生活の困窮、

市民の憤りは現在のコロナよりも壮絶です。

 

この情報を比較するだけでも、

先人の努力のおかげで昔より確実に世の中は良くなっていると感じます。

 

コレラ流行の真っただ中、

コレラに感染しなかった人たちがおりました。

その方たちは感染者の遺体処理と供養をされた記述が佐渡には残っています。

 

その方々は木食行を行う木食衆、

佐渡が発祥の地とされている激しい修行を行う人。

 

木食とは木の実や草だけを食べて修行すること。また、その人

 

食物は抹香(シキミの葉の粉末)に松の甘皮を合わせて石臼で引き丸として食し、

衣服は布木綿・紙子(厚紙に柿渋を引き乾かした衣服)をまとったそうです。


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まずシキミは劇毒なので食べれません。

松は食べれますが、

主食にするような味ではありません(涙)

 

これを合わせた丸を食べて生きれるなんて、

人間はすごいと思います。

 

木食衆が修行したとされる相川地区の檀特山には、

シキミや松よりも美味しそうな草木はありそうなものですが、

なぜこの植物を選び食べていたのかとても気になります。

 

ある魔法使いのような人に

シキミの波動をみてもらうと、

「筋肉に作用する情報を持っている」

という事でした。

 

木食衆の纏っていた服には柿渋が塗られていたそうですが、

柿渋はコロナ菌を避けるには有効であると最近証明されました。

 

この服もコレラに感染しなかった要因の一つかも知れません。

 

木食衆のお話を少しだけ学びましたが、

人間というのはどこまでも凄い存在になる可能性があるのですね。

それにしても今と比べたら壮絶な過去ですね・・・。

 

現代に生まれて本当に良かったと思います。

 

尊敬するの吉濱ツトムさんも言っておられます。

「世の中はどんどん良くなっているし、

これからもよくなっていく」

 

 

2040年の世界とアセンション

2040年の世界とアセンション

 

 希望をもって生活したいと思います。

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます(^^♪

 

 

 

伊藤邦男先生の本の引用はこちら

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佐渡島の植物と民俗