佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

天狗の松木でペンダント作り

夫の実家の松の根を磨いて、
子供とペンダントを作りました🌳


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ペンダントづくりはとても楽しく、
一心に磨き夢中になりました(*^^*)

 

昔話などで出てくるシーンの1つに

木像を一心に彫るが有りますが、

少しだけ気持ちがわかるようでした✨

 

 

夫の家の松は、

松食い虫にやられ

約25年前に伐採されました。

 

その昔は

〖天狗の的木〗

と言われる

伝承のある木でした。

 


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上杉景勝の時代

上州の迦葉山、

弥勒寺の森に住む天狗が佐渡に来て

弓の練習の的木にした松です。


切り株は土に埋もれていましたが、

最近掘り起こされ

松の根は油が滴り松明(たいまつ)になっていました。

ファットウッドとも言うそうです。


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皆さんご存知でしたでしょうか?

松明(たいまつ)の原料は、

松の切り株から作られます。

 

祖父に聞いてみたところ、

松には油が多く含まれ、

伐採されてしばらくすると

根に油が溜まり

それが良く燃えるのだそうです。

 

松明を早く作りたいときは、

池に放り込んで置いたそうです。

 

第二次世界大戦中、

燃料の乏しい日本はこの松明(たいまつ)を飛行機の燃料にしようと研究を進めていたそうです。

 

この天狗の的木を磨き、

ペンダント作りをした事で、

子ども達に伝承を伝え残す事ができました。

生涯このペンダントを大切にして欲しいものです🎵

 

さて、

この日から私は

天狗の伝承に夢中になっています😃

 

天狗の修行した山にものぼってみました。


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風が強すぎて、

天狗岩までたどり着く事が出来ませんでした‼️

 


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天狗の履いていた一本下駄を履いて歩いています。

 

足首が捻挫しそうです。

 


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天狗が残した免状が有るとの事なので、

次は見に行きたいと思います✨

 

天狗は歴史の要所要所に出没し、

長い間私達を、

見守っていてくれる事もわかりました。

 

案外身近な人が天狗かも知れない‼️

と思いました✨

 

 

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます😃

 

 

伊藤邦男先生の本の引用はこちら

↓↓

佐渡島の植物と民俗

 

 
 
 
 
 
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