念願だった風草の履物を作りました
道端の草風の履き物は、
藁より3~4倍長持ちして人気だったとか。
藁(わら)は木よりも高価な草
と言われていて、
稲作に向かない山間部ではなかなか価値の高かった藁(わら)の
代用として、
風草やフトイや真竹の皮が草履に使われていました。
カゼクサとは何かというと、
道端に自生するイネ科の植物でthe雑草と言われるものの一つだと思います。
カゼクサは、
道端や人家周辺の荒れ地にごく普通の大きな株になる雑草である。
名称は中国名の知風草から。
本州から九州に見られる。国外では朝鮮、中国からチベット方面に分布する。
ごく普通に見られる雑草である
。大きな株を作り引き抜くのは困難。
しかし、畑地などに出現することは少なく、
苦労して駆除するものでもない
現在は誰も採取しないので草刈り機ですぐに刈られてしまい、
穂が出るまで大きくなることも難しいし、
集めにくくて作りにくいです。
風草の花言葉は「未来」。
変化の多い風の時代にぴったりの履き物かも知れないです。
風草の履き物で海に入ると水神様を怒らすと言われています😓
草を入れるだけでで水神様が怒るなら、
そんなに繊細な神様なら
プラスチックのゴミで溢れている今、
水神様はどうしておられるのだろう(涙)
この話を知り、
昔の人は生活するうえで、
自分たちは自然の中の一部ということを意識し、
見えないものへの敬意がすごいなと感じました。
風草足中草履を履いてみましたが
痛いです。
きっと作り方が間違えてるのかも知れません。
正式な作り方を今は知る人はいらっしゃるのだろうか?
そんなことを思いながら足中草履を編みました(^^♪
最後まで読んで下さってありがとうございます。
伊藤邦男先生の本の引用はこちら
↓↓↓