サドオケラという薬草に色んな経験と出会いをもらった2021年。
サドオケラの事と私たちの活動を知って頂きたいと思いブログに綴ります。
サドオケラとは漢字で佐渡蒼朮と書き一般的にはホソバオケラの名で知られています。
ホソバオケラ(細葉朮、学名:Atractylodes lancea)はキク科の植物の1種。別名はソウジュツ。
概要[編集]
中国華中東部に自生する多年生草本。花期は9〜10月頃で、白〜淡紅紫色の花を咲かせる。通常は雌雄異株。但し、まれに雌花、雄花を着生する株がある。日本への伝来は江戸時代、享保の頃といわれる。特に佐渡島で多く栽培されており、サドオケラ(佐渡蒼朮)とも呼ばれる。 Wikipedia引用
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奈良県薬事研究センターの先生方に力をかしていただけることになり、
益子さんと私はとても嬉しく思いました。
奈良の先生方の方針は
サドオケラの成分分析をし、
現状を把握。
栽培最適地での薬草栽培の推進です。
つまり佐渡島でサドオケラを再び育てて欲しいと望んでいるのです。
驚いたのは奈良県で、
佐渡産のサドオケラが今でも保存栽培されている事でした。
1979年羽茂町の和泉蔵氏から
奈良県十津川村の福田真三氏に試験栽培を依頼したということです。
あれから42年、
羽茂町の和泉蔵氏の想いを今でも、
きちんと引き継いでくれて本当に有難いですね。
このような過去も踏まえ
繰り返しますが
再び佐渡の地で、
サドオケラを栽培して欲しい
との想いで協力してくださっています。
奈良の先生方とは距離があるため、
インターネットでのメッセージのやり取りで活動しています。
奈良の先生方が論文や信頼のおける情報を抜粋し、
その情報をもとに、
佐渡で聞き込みや調査をする形で調査していきました。
私が驚いたのは、
先生方の情報のまとめ方
と圧倒的な知識の豊富さです。
私の現地での口伝や郷土史などのたくさんのバラバラな情報を理解し精査し整理し、
時系列でまとめてくれるのですが、
これがとてもわかり易いのです。
本当に凄いテクニックだと思いました❗️
サドオケラ以外の佐渡島の薬草の歴史もわかりやすくまとめて下さったので、
皆さんにもご紹介したいと思います。
佐渡のmedicinal plant薬草の歴史
平安時代に朝廷に献上された佐渡の薬草
「典薬寮(てんやくりょう)」宮中の医薬を担ったお役所の物品リストです。
黄連はキクバオウレンを指します。
藍漆はハンゴンウソかな?
細辛はウスバサイシンを指します。
蜀椒はサンショウを指します。
朝廷に献上されていたなんて本当にすごいですよね(^^♪
江戸時代には徳川吉宗の国産生薬推進の動きで、
佐渡に薬草のプロフェッショナルの採薬師が派遣されました。
野呂元丈、古賀徳運、夏井松玄、永井丈庵の4名です。
その採薬師によって選ばれた優れた薬草が24品あるのですが、
それを「佐渡国薬種24品」といいます。
これらの選び抜かれた薬草のノウハウを採薬師が
地元の人に伝授しました。
羽茂大石 庄兵衛
羽茂西方 甚兵衛
畑野三宮 清左衛門
佐和田中原 利右衛門
新穂潟上 杢右衛門
羨ましい限りです☺
このほか、
有名なのが朝鮮人参の栽培です。
意外かもしれませんが、
佐渡島は
朝鮮人参の栽培に初めて成功したという実績を持っています。
畑野の長谷寺などに900株も栽培していた時期があったとのことですよ。
このような歴史がありました(^^♪
最後まで読んで下さってありがとうございます
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サドオケラの記事
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