佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

Chinese-medicine (チャイニーズメディスン)

今年は

海外の方に向けて

野草のワークショップをする機会を頂きました。

 

 

実際に道ばたに自生する野草を

食べてもらいました(^^♪

 

採取した野草で作るお調理体験もしました。



ikkakinokinoha0401.hatenablog.com

 

佐渡の道ばたには様々な野草が自生していますが、

薬草も自生しているのでレクチャーしました。

ゲンノショウコ…日本の三大民間薬)

民間薬としての野草はmedicalherb(メディカルハーブ)とか、

地元で使われる薬草はlocal herb(ローカルハーブ)などと翻訳してもらいます。

 

(センブリ…日本の三大民間薬)

ヨモギドクダミはなじみが深い薬草…ドクダミは日本の三大民間薬)

トリカブトなど漢方薬の原料になるものは

Chinese-medicine (チャイニーズメディスン)と翻訳されます。

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(猛毒植物トリカブト漢方薬の原料))

 

 

日本語堪能な台湾の方が仰るには、

「台湾では漢方や薬膳などの文化は日常的で、

生活の一部だ」

とおっしゃっていました。

 

 

 

驚いたことに、

温暖な台湾では

薬草の二毛作(年に2回収穫する)や

稲作の三毛作(年に3回の収穫)が通例だとか。

 

よって

値段も安く手に入るので

漢方や薬膳は日常的であるらしい。

 

漢方について

私は中国の医学という認識が強く、

敷居が高いため

調べてみようともしませんでした。

 

けれどサドオケラや

佐渡国薬種二十四品を期に

入り口を少し学ぶことが出来ました。

 

ikkakinokinoha0401.hatenablog.com

 

驚愕の事実がわかったので

シェアしたいと思います。

 

それは

漢方は日本発祥だということです。

皆様はご存じでしたか?

※ネットでも調べればすぐに出てくるので、

ご興味のある方は調べてみてください☺

中国医学を土台にした伝統的な日本の医学を「漢方」と呼んでいます。

オランダから入って来た医学「蘭方」と区別するため「漢方」という言葉が定着したのは、江戸時代後期のあたり。

ということです。

 

「蘭方」

の出来事は教科書でも習いますし、

認知度は高いですね。

 

それに比べて「漢方」の出来事は

マイナーです。

 

漢方が

「チャイニーズメディスン」

と訳されてしまう現状が、

大衆に対して

何か大きな誤解を招いている気がします。

 

 

日本人が自国の医療や歴史に、

もう少し目を向け

漢方の英訳の意味を

わかる人が増えると良いですね!

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます☺