佐渡市立植物園その②
佐渡市立植物園は、
地元の方の有志によって守られてきた植物園です。
有志の皆様それぞれ強い思い入れが入った植物園でした。
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前回の記事
ikkakinokinoha0401.hatenablog.com
私はこちらで、
サドオケラの保全と
皆さんのお手伝いを
することになりました。
栽培は未知なのでしなしなやっています。
植物園はインスタもやっています☺
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https://www.instagram.com/sadobotanicalgarden/
(すくすく育つサドオケラ)
10月23日は植物園感謝祭ボタニカルフェスが行われました。
今回の講師の皆様には、
心より感謝しています。
煌びやかなイベントではありませんが、
日本人の培って来た素晴らしい知恵
「薬草、木を読む、身近な植物」
を学ぶ事に特化したイベントでした。
イベントワークショップは
じつはとても豪華だったんですよ。
薬草石鹸ワークショップ・・
奈良県薬事研究センターの西原先生が担当してくださいました。
佐渡の薬草の為に尽力して下さり、
私が心から尊敬している方の1人です。
漢方や生薬にも大変詳しく全国的にも有名でファンも多いです。
そして佐渡蒼朮のでき事を
日本で1番深く知っておられる方。
佐渡の薬草の伝来についてと、
薬草についてのワークショップのために
今回もはるばる奈良県から来てくださいました。
樹木のワークショップ・・
佐々木敏行さんは若き樹木医。
樹木医とは木のお医者さんです。
1つの事から全体を見て根気強く向き合って行くプロフェッショナルです。
なんと、
偶然にも
私が専門誌に載せているコラムを
読んで下さっていました。
年輪から読み取る木の一生を
レクチャーしてくれました。
若きホープです😊
散策と植物解説ワークショップ・・
中川清太郎先生は、
私の敬愛する
伊藤邦男先生のお弟子さんです。
古代草や、
シーボルトの佐渡の植物への感想などの逸話までレクチャーしてくれました。
素晴らしい知識です。
スタッフの皆様も素敵です。
純粋に植物が好きだったり、
この植物園に恩返しの為に働いています。
山羊も🐐きてくれました(^^♪
イベントはお陰様で大成功でした(^_-)-☆
妹背山の神様も、
この植物園を立ち上げた先人も喜んでくれたかな?
11月を過ぎたころ、
奇跡的な偶然から手に入れる事ができたサドオケラの株を、
奈良県薬事研究センターの指導のもと、
佐渡植物園に定植しました。
うまく育ってくれるといいな(^^♪
先日、
調べたいことがあったので、
読んだことある郷土史を
もう一度じっくり読み返していました。
昭和30年に発刊された郷土史の序文は、私の親友の曽祖父でした。
「ご先祖さますごいなぁ、
活躍教えてあげよう」
と思い
親友に写メを送りました。
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読み進めていくと、
佐渡植物園の今後の方針が書いてありました。
!!!!????
びっくりしました。
…この種は漢薬蒼求の原種であって(サドオケラ)他地方に生体なく薬用上極めて貴重なものであるから大いにその育成増殖を計るべきものものである。
佐渡植物園は(中略)生産、厚生の面について未だに見るべきものがない。
依つて同園に薬草園を附設して先づ佐渡に栽培可能な薬用植物園を試植してその適合を調査する傍ら種苗を育成し、増殖分業用に力め、併せて実地指導に任じ、
以て佐渡に於ける薬用栽培の橋頭堡たらんことを要望する
つまり、
佐渡市立植物園で
サドオケラの増産をしたい
ことは親友のご先祖様の願いだった。
という事が書かれているではありませんか!!!
親友は
サドオケラの情報を沢山調べて協力してくれた1人です。
これまでの出来事の点と点が繋がった瞬間でした。
親友はすぐに実家に戻りご先祖様に手を合わせたそうです。
ご先祖様の願いの第一歩を踏めましたと…。
後ほど
この株を手に入れるまでの偶然の連続を書きたいと思います。
心が熱くなった出来事でした。
最後まで読んで下さってありがとうございます。