佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

役に立たないくなったら〖ゴミ〗という概念

私も踏まえてそうなのですが、

自己肯定感が低くてすぐに

「自分には価値がない、、」

と思っている人があまりに多い。

 

 

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うまく行っているとき、

体調が良いとき、

そういうときは誰しも幸せで自己肯定感が高いと思います。

 

けれどもそうで無いとき、

(私は何の役にも立たないからこの世から消えたい)

と思っている人がほとんどだと思います。

 

未成年の自殺が急上昇しているそうです。

自分の子供達が死を選んだら、、、

想像するだけで恐ろしいです。

 

限界集落のお年寄りは、

ご高齢で体も思うように動かなくて、

1人暮らしの方が多いです。

 

もし自分がその立場になったら、

生きて行ける自信って有るのかな?と不謹慎ながらに感じたことがありました。

 

あるお年寄りが、

「昔は不要品は山や沢へ納めとった」

という言い回しをした事がありました。

 

現在でいう不法投棄に当たりますが、

昔のものは全部自然に還る物ばかりです。

だから納めるという言いかたをしたのかも知れないです。

 

 

その名残だと思われますが、

昔の人はプラスチック製品が出て来てからも何でも同じように土に埋めてあり古民家を借りて手入れをすると庭から大量のゴミが出て来ます😭

 

セーキと呼ばれる植物が有ります。


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シシウドかな?

 

毒草ですが、

糞尿を素晴らしい肥やしに変身させてくれる草です。

 

クズもカキンと呼ばれ、

トイレットペーパーや素晴らしい肥やしに変身させてくれる草でした。


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生活全てが循環しているのが当たり前で、

それを目で見て体験してきたのが今の限界集落のお年寄り達です。


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ゴミという概念が今とぜんぜん違う。

役に立たない物がない。

ゴミも自然に還ったり何かの役に立つ。

 

けれどどうでしょうか?

 

今の現代社会はゴミはゴミ。

自分の排出した物もゴミ💩。

 

汚ないどうしようもないゴミ。

そもそも循環していない❗️

 

 

循環を体験することも、

目で見るもともほとんど有りません。

 

だから役に立たなくなったらゴミ。

終わり🔚みたいな流れが当たり前。

 

この生活の一連の流れが、

 

精神にまで影響していて

自己肯定感の低さや生きている事への承認不足に繋がるのでは無いか?

と感じました。

 

このメッセージは、

数年前ドンデン山に登った時に頭の中に浮かんで来ました。

 

今日も登ったのですが、

このメッセージが頭を巡ったので書いてみました。


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私達の世代が、

子供の達の世代が、

 

 

限界集落のお年寄りと同じ状況になったときに、

自ら命を断つ人が増えないように、、、ゴミの概念が変わりますようにと願う。

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます

 

 

伊藤邦男先生の本の引用はこちら

↓↓↓

佐渡島の植物と民俗