佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

佐渡島の薬用植物その①

佐渡に自生する植物は

およそ1700種といわれています。

 

日本の南限と北限

東側と西側の植物が

絶妙なバランスで

交差するところに位置するのが佐渡島

 

植物が好きな人にも何パターンかあって、

①分類したい人・発見したい人

②収集したい人・栽培したい人

③活用したい人

に分かれると思います。

 

私は①と③の要素が強いです☺

皆さんはいかがですか?

 

薬草や薬木、

いわゆる薬用植物に興味のある方は

③の要素が強いのではないでしょうか。

 

佐渡島は幕府が直轄していた天領だった影響もあり

薬用植物の記録も残っています。

色んな地方からの移住者も多く、

知識を持っている人も多かったです☺

 

一般の人は、

民間薬として

ゲンノショウコやセンブリ、

ヨモギドクダミなどの身近な薬用植物を日常的に使ったり、

町のお医者さんや

草山伏と呼ばれる山伏が丸薬などの

お薬を作っていたようです。

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上野巳之吉著 昭和9年

父親が毒キノコを食べて亡くなった事をきっかけに、このような事故が二度と起きぬよう苦心研究た。一般の人が正しい知識で利用するための手引き書。

 

また漢方薬の原料として、

薬用植物を出荷していた時期もあります。

佐渡国薬種24品)

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漢方薬

生薬を組み合わせたもの。

 

生薬は薬用植物を薬になるように加工したもので、

動物や鉱物も生薬になります。

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ちょっと難しくなりましたが、

簡潔にまとめると

佐渡には薬になる植物が沢山あったということです☺

 

全国的に良質で

有名だった佐渡島の自生する薬草は

 

ヤマトリカブト※毒

キクバオウレン

ウスバサイシン

です。

 

 

 

 

今もよくみかけますね(^^♪

 

見つけたら

 

 

第一線を退き

ようやく

伸び伸び暮らすことができた彼らに

 

「命を繋いでくれてありがとう💕」

と労いの言葉を伝えてください😊

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます☺