佐渡の薬用植物その② 然るべき形
佐渡の薬用植物について、
勉強しようと思っても今は学べる場所はありません。
学ぶためには、
古い郷土史や図書館などの本を元に独学で勉強するしかありません。
でも幸運なのは、
きちんとした郷土史や資料がのこされていたこと。自然環境が今も豊かだった事。
これを元に
過去を辿ることができました。
その前に大変嬉し事があったので、
そのことを書きたいと思います。
佐渡の薬草の歴史は、
徳川幕府も関係した歴史あるもの。
歴史の重みが違うのですが、
残念なことに薬草を説明できる機関がありません。
佐渡国薬種24品は、
植物を愛した伊藤邦男先生をはじめとした先人達にとっては思い入れのある植物です。
私は5年前初めて佐渡国薬種24品を知りました。
ikkakinokinoha0401.hatenablog.com
とても感動しました。
学びたい気持ちでいっぱいになりました。
でも全くそのためにはどうしたらいいのか解らないので、
娘の自由研究の題材にして発表し
そこから、
学校の先生など誰か知ってる知識人にたどり着けるかも?
という願いを込めて調べ提出しましたが、
結果
賞はつかない
全く誰も見向きもしない
でした💦
佐渡国薬種24品が何かを誰も知りませんでした💦
薬草の歴史はあまりにも低い存在になっていたのです。
とても残念でした。
でも奇跡がおきました(^^♪
佐渡の薬草を題材にした講座が開かれることに!
講座の内容は
「佐渡の薬用植物の歴史」。
なんと佐渡国薬種24品の講演をして下さることになりました。
公共の場で、
講座として専門家によって
説明して頂けることは
薬草が正式に学びとして認められたということ。
然るべき形です😊
市民大学講座の日は11月11日でした。
1111と縁起が良さそうです。
伊藤邦男先生が好きだった神社に報告に行きました。
するとなにやら鳥声が騒がしいので、
その方向に進んでみると看板が。
なんだか伊藤邦男先生らしい言葉です。
私は先生が喜んでいると捉えました(^^♪
今回も、
奈良県薬事センターの西原先生が講演してくださいました。
感謝しかありません。
先生は佐渡の薬草に一番詳しい方になりました。
(採薬師のことも詳しく説明してくださいました)
講演会には77名の方が来てくださいました。
サドオケラで出会った皆さんや、
佐渡の皆さんに知って頂きたいことは、
薬草の本場奈良県がここまで協力して下さるほど
歴史的に魅力のあるものが残っているということです。
いつか然るべき形で
学べる場所を作れたらと思っています。
佐渡国薬種24品については次回書きたいと思います。
最後まで読んで下さってありがとうございます☺