秋の野草定期講座 ビーガンプリンづくり
野草の定期講座にて、
草木で香り付けしたビーガンプリンを作りました(^^)
こんにちは、
佐渡島で野草研究家として野草を暮らしに取り入れる暮らしをしている、
主婦の菊池はるみです(^^♪
今回の講座では、
乳製品を使わない優しいおやつビーガンスイーツに挑戦しました。
豆乳に草木で香り付けして米粉や寒天で炊くプリンなのですが、
この味が優しくてまろやかで絶品なんですよ。
今回はプリンで使う香り付けの草木を
直感で選んでもらう事にしました。
珍しい薬草や、
道端でよく見かける野草や、
香りの良い木をごちゃ混ぜにして先入観無しで3種類選んでもらいました。
どんな物を選ぶかワクワクしました✨
直感で貴重な薬草を選べるか?
など人間の本能観察をしていました。
野草の香りは生地である豆乳や
カラメルの代用として作った野草入り黒糖シロップにとてもマッチし、
コクのある贅沢なプリンに仕上がりました。
【カヤ】で作った即席茶も大好評でした。
ススキやオギ、チガヤなどの有用なイネ科の総称名をカヤと呼びます。
団子の包みとして使われていた植物ですので、
佐渡の人は昔から好きな味の1つかと思います。
皆さんも【カヤ茶】をぜひお試しください。
散策にも行きました。
散策は私の中でとても大事にしたい時間です。
春から毎回観察している田んぼには、
センブリが沢山生えていました。
今は数が激減しているセンブリが、ここにはたくさん自生してる事が有難かったです(^_-)-☆
苦みを味わったりしながら、
なぜこれを薬草として使うようになったのだろう?
薬草について考えながらみんなで想像しました。
センブリは漢方でも使われる薬草の1つです。
価値がわかると田んぼの畔さえパラダイスに見えて楽しいですね。
ふと私は貴重な薬草と身近な草に思いを馳せて想像しました。
(貴重な薬草ホソバオケラと身近な野草ノコンギク)
貴重な薬草は
使用するにはかなりの知識も必要で、
その昔は
限られた人しか使うことが出来なかった限られた植物です。
貴重な薬草を買えない
多くの一般的な庶民は
身近な草木を民間薬として使用してきたはずです。
体験的薬効こそ民間薬の強み。長い歳月の中で多くの人々の体験を経て獲得された知識の集まり。
と伊藤邦男先生の本には書いてあります。
庶民を支えてきたであろう民間薬として使われてきた身近な草木の存在も大事にしていきたいですよね✨
さて、
私は今まで講座を重ねて来て嬉しいことがありましたので報告しますね。
晩秋のフィールドは、
紅葉したり枯れていたり虫食いだったり、
新芽だったり、
図鑑の写真とはかけ離れた姿のものも多いです。
そのような状態でも、
受講続けてくださる生徒さんは見分けることが出来るようになって下さっていました。
地味な田んぼの畔というフィールドで、
繰り返し植物を季節を通して観察する。
地味な場所で小さな野草の頑張りを見つけたいのが私流なのですが、
それが伝わったのが嬉しかったです(^^♪
最後まで読んで下さってありがとうございます(^^♪