中学生の好きな野草の話しとは?
かつて
金山で一世を風靡した町、
相川地区の中学生に野草のお話しをさせて頂く機会を頂きました。
自分の娘も中学生。
娘は反抗期。
ですから
中学生というデリケートな年齢層に
野草を教えるのは
正直とても緊張しました😓
まず、
「野草とは何か?
雑草とは何か?」
という一般的なカテゴリーを説明しました✨
明確な定義はないのですが、
野草は読んで字のごとく
野に自生する草。
雑草とは
名前のわからない草達、
又は人間の意図せずに生えて来る草。
薬草は薬になる草。
野菜は、
昔は野の菜とした事。
山菜は山で採れる自生する草木。
という事を説明しました✨
相川中学生の皆様は一生懸命聞いてくれましたので有難かったですが、
いまいち興味を持てない様子でした 笑
そりゃそうです、
草を愛でる機会なんて
ほとんどないのですから 笑
気を取り直して毒草の話しをしました。
「食べると美味しくて、
死亡事故の多かったドクウツギ。
かつて食べて生き残った人は真野町に住んでいるとの噂を聞き、
私はそのおじいさんを探しています。
どんな味か知りたいので❗️」
と、
ありのままの自分をさらけ出し話すと、
大変興味を持ち
男子が乗って来てくれました✨
「じゃあオレが食べてみて、
体験談を書く‼️」
とか
「見つけようぜ‼️」
と良い感じになってくれた。
次に私は
私「ブス色って知ってる?
これって方言だって知ってた?」
と質問してみると、
中学生「ぶつけた色でしょ‼️
知ってる❗️」
と盛り上がって来ました✨
私「これって毒草から来てる言葉なんだよ、、その毒草の名前は?」
中学生「、、、」
私「トリカブトっていう日本の3大毒草知ってる?」
中学生「、、、」
私「殺人事件でも使われた事が有るんだけど、佐渡にはいっぱいあって、最近まで薬として出荷してたんだよ!」
中学生「えっマジで!そんな物がいっぱいあるの?この辺にも?」
私「だから佐渡では、
ぶつけた打ち身のアザの色を
トリカブトの別の呼び方、
附子(ブス)を冠してブス色って言うんだよ。
よく見ると、
花の色が
ぶつけたアザの色に似てるでしょ。
もしくはこういう説もある。
トリカブトの毒で苦しむ人の顔色を表すんだよ!」
中学生「ヘーー 怖」
(春のトリカブト)
(秋のトリカブト)
私「佐渡は島だから、
独自に変化した亜種も有るんだよ😃
新種もあるかもね✨
見つけたら自分の名前つけて見ると良いね」
中学生「マジで😲⁉️探す‼️」
私「佐渡にはサドオケラという貴重な薬草をかつて栽培していて、
今も残ってるんだけど、
それを今後沢山栽培してみたい人いませんか?」
中学生「それは儲かる⁉️」
私「きっといつか儲かる‼️」
中学生「やる❗️」
などの話しをしたらあっという間に時間が過ぎました✨
毒
新種発見し有名になる
儲かる
この話しは盛り上がりました✨
盛り上がりのツボがどこにあるかがわかり、勉強になりましたね。
相川中学の生徒は、
素直でピュアで元気でした✨
心から島の美しい自然を理解し、
誇りに思っていましたね。
都会に憧れているという風でなく、
この自然豊かな環境に自信を持っている様子でした。
未来に希望が湧きますね😃
野草の授業が、
いつか何かのタイミングで将来の糧の1つになると良いなー。
と思いました。
最後まで読んで下さってありがとうございます。