佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

セリ

春の七草の「セリ」は、
季節と場所によって名前が変わります。


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5月のセリは「夜這いゼリ」… といいます

根本から新しい芽が出ている様子を、

そんな風に例えたそうです。

 

農上がりの殿方の夜這いの時期の合図だとか😥

このセリを見て、
家族はどんな気持ちにで過ごしたのかがスゴく気になります。

そわそわしたでしょうね😰

 

日本の古い風習の証(夜這いゼリと言う名前)がこういった形で残されていました。

 

田んぼのセリは「タゼリ」
清水のセリは「ミズゼリ」

 

といいます。

美味しいのは清水の元で育つミズゼリだそうです。

 

今日は夜這いゼリのレシピをご紹介します。

 

夜這いゼリの胡麻和え

夜這いゼリ…3本(全草)

黒すり胡麻…大さじ1

海苔…大きい海苔1枚

醤油…大さじ1


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1、夜這いゼリをきれいに水で洗い泥を落とす。

2、ほうれん草と同じ要領で茹でる。

3、水に浸けておく。


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4、5分くらいしたら取り出し、水気を切る。

5、適当な大きさに切る。

6、醤油、すり胡麻、を入れ味付けし、海苔を手でちぎって混ぜる。


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器に盛り付けたら

 

ー完成ー

 

 

早春から半年間以上収穫でき食べ続けられるセリは、
カルシウムやビタミンに富み、
体をアルカリに戻してくれます✨

”貧乏世ざかりはセリは常食、


野菜はほとんど買わなかった”

と言われたそうですが、

そのセリを食べて今でも元気に働いている方を多く知っています。

 

これから来ると言われる大不況に、

お金がかからず健康にしてくれるセリは最高です。

一昨日、

会社存続危機のため退職した自分にもそう言い聞かせてます。

セリが有れば大丈夫❗️

 

恐れられている「ドクゼリ」は佐渡に自生はしないとのこと。


お年寄りは大抵見分けられるので、
ぜひ聞いてみて下さい。

そこから、

ぜひこの土地で生きる知恵を色々聞いてみて下さい😁

 

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最後まで読んでくださってありがとうございます

 

伊藤邦男先生の本の引用はこちら

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佐渡島の植物と民俗

 

 

 

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新五郎 on Instagram: “春の七草の「セリ」は、 季節と場所によって名前が変わります。 5月のセリは「夜這いゼリ」…。 農上がりの殿方の夜這いの時期の合図だとか😥 このセリを見て、 家族はどんな気持ちにで過ごしたのか気になります。 田んぼのセリは「タゼリ」 清水のセリは「ミズゼリ」…”

#セリ#伝承#佐渡島#野草生活