佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

地元の重鎮たちと野草カレーを食べました

潟上地区地域おこしの小森さん主催で

〖野草カレー講座〗が行われました。



f:id:ikkakinokinoha0401:20210705235338j:image

こんにちは☺

佐渡島で昔ながらの野草知恵を楽しく伝えている

野草研究家の菊池はるみです。

 
地域おこし協力隊の小森さんは京都出身の女性。
年齢が近いしこともあり、
私と考え方が似ている気の合う仲間です。
小森さんはインドでカレーを習ったそうなのですが、
今回はそのインドカレーと野草をコラボするという企画でした。
 
 
参加して下さったのは、
朱鷺との共生のため尽力して地域の田んぼや畑づくりをしている
環境のスペシャリストの方々で、
地域の重鎮達でした。
 
年齢層は50~80代で
「私に何を教えられるだろうか?」
と正直とても緊張しました💦
 
そんな緊張モードのなか散策開始。
ビオトープや田んぼの畔の野草を採取しながら歩きます。

f:id:ikkakinokinoha0401:20210705235456j:image
 
メニューは盛りだくさんで

カレー

サラダ

クラフトコーラ

お茶

に使う野草を採取しました。

 

昔はよく食べた

キビズイコ(スイバ)

セリ

ポンポンズイコ(イタドリ)

などは皆さんよくご存じでした。

 

その他の20種以上採取しましたが、

重鎮達もそのほとんどを食べたことが無いし名前も知らないとのことでした。

野草研究家と名乗っている私は少しほっとしました(笑)


f:id:ikkakinokinoha0401:20210705235533j:image


f:id:ikkakinokinoha0401:20210705235555j:image

それでも地域の重鎮に
島の野草のうんちくを話すのは
とても緊張しましたが、
 
皆さん優しく聞いてくれたり
子供の頃のことを教えてくれました。
そういう話を聞くのはとても楽しいものです。
 
 
わいわいがやがや野草料理を作りました。

f:id:ikkakinokinoha0401:20210705235712j:image

f:id:ikkakinokinoha0401:20210705235736j:image
 
今回は私の野草料理チームが参加したので、
あく抜き班長は彩子さん、
サラダ班長は安里さんでした。

f:id:ikkakinokinoha0401:20210705235801j:image
カレーの味付けは地域おこしの小森さん、
クラフトコーラとお茶の班長は私でした。

f:id:ikkakinokinoha0401:20210705235826j:image
重鎮の奥様が、
「なんだろう、初めてだけどすごく楽しい💛こういうの大好き」
と喜んで下さいました。
 
お料理が完成したらいよいよ試食です。
見た目は華やかだし香りもとてもいい。

f:id:ikkakinokinoha0401:20210705235856j:image

f:id:ikkakinokinoha0401:20210705235941j:image
どんな味かするのだろうか?
みんながドキドキする瞬間です・・・
私も緊張しました。
 
一口食べたら
重鎮達はびっくりしてました。
 
「違和感ない、
野草だとわからない,
美味しい。」
 
 
との感想を頂けて
私達は安心しました(^^♪
 
「野草コーラは、
昔のコーラの味がする」
 
そうおしゃった重鎮がいました。
 
なるほど、
昔のコーラはこういう感じだったのかと、
新しい発見ができました。

f:id:ikkakinokinoha0401:20210706000028j:image
 
重鎮達の話はとても勉強になりました。
特に生き物や虫や土にとても詳しかったです。
 
重鎮達が朱鷺のために守り抜いている環境には
蛍が沢山戻ってきて、
今年も美しく舞っていました。

f:id:ikkakinokinoha0401:20210706000832j:image
 
私には想像もつかない労力と
試行錯誤があったんだと思うと、
 
敬意と感謝が産まれました。
 
そういう土地で育った野草はもちろん
美味しかったです。
とても有意義な会になりました。
 
 
最後まで読んで下さってありがとうございます。
 
 
 
 
伊藤邦男先生の本の引用はこちら
↓↓↓
 
 
 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 

A post shared by 新五郎 (@nokongikuk)