佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

ブルーベリーそっくりな猛毒

ブルーベリーが美味しい季節になりました✨

でもこの画像はブルーベリーでは有りません。


f:id:ikkakinokinoha0401:20200726235930j:image

ドクウツギ

ドクウツギ

落葉低木

 

ブルーベリーと実のなる時期が違いますが、

この実は、

日本の三大毒〖ドクウツギ〗の実です。
秋頃の画像です。

 

 

ブルーベリーは佐渡に自生しません。

日本に自生するブルーベリーと例えられるものはこちら

↓↓
f:id:ikkakinokinoha0401:20200727000228j:image

ナツハゼ

ツツジ

落葉低木

 

ドクウツギ佐渡島ではけっこう見かけますが、実は貴重な植物。

 

貴重になった理由を、

八王子の超植物に詳しい野草仲間が教えてくれました。

↓↓

東京はそのむかし、子どもの誤食による死者が相次いで、戦前に撲滅作戦が行われたそうです。駆除の手を免れたドクウツギたちも、丘陵地の開発で自生地ごと無くなってしまった場所がほとんどで、今ではどこを探しても見つけられなくなってしまいました(/o\)実物を見ることができる各地の薬用植物園や筑波の植物園は都民にとっては貴重でありがたい存在です。佐渡島には普通にあるのでしょうか?

と言う事で、

自生は非常に珍しいそうです。

 


f:id:ikkakinokinoha0401:20200727000828j:image

(芽吹いた浜辺のドクウツギ)

 

昔はドクウツギ狩りをしたそうですが、
今はその風習は無くなりました。

 

知ってる人も少なくなりました。

味は美味しいらしいが
命を落とします。

 

 

伊藤邦男先生の本に食べた人の体験談が載っていました。

 

真野地区で命びろいをした人の体験談
↓↓↓

ドクウツギを腹いっぱい食うて助かったのは俺一人か」
というのは、
真野町笹川の和泉秀雄さん(昭和8年生まれ)である。

「小学校にあがらない子供の頃、
赤い実をいっぱい食べた。
甘いのでいくらでも食える。
どんどん食べて腹いっぱい。

ウマーイといって走って家に帰ったが家の前で気分が悪くなり母親に抱きつきながら、
全部吐き出した。
そのあとは覚えていない」。

全部吐き出したので助かったのである。

  

佐渡薬草風土記 著:伊藤邦男引用

 

ドクウツギとこれからも上手く付き合って行きたい。

 

子供達の命も大切。

私に出来ることは、

情報提供だけかも知れない。

少しでも、

共存できる世の中になるよう頑張ろう❗️

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます

 

 

 

https://www.instagram.com/p/CDFmvNdptk4/

⏫これはブルーベリーでは有りません。佐渡にはブルーベリーは自生しませんので似ていても絶対に食べないで下さい。この実は日本の三大毒〖ドクウツギ〗の実です。美味しいらしいのですが、命を落とします。真野地区で命びろいをした人の体験談験談↓↓↓ーーーーーーーーーーーーーーーーーー「ドクウツギを腹いっぱい食うて助かったのは俺一人か」というのは、真野町笹川の和泉秀雄さん(昭和8年生まれ)である。「小学校にあがらない子供の頃、赤い実をいっぱい食べた。甘いのでいくらでも食える。どんどん食べて腹いっぱい。ウマーイといって走って家に帰ったが家の前で気分が悪くなり母親に抱きつきながら、全部吐き出した。そのあとは覚えていない」。全部吐き出したので助かったのである。#ドクウツギ #佐渡島#毒#野草生活#野草研究家

 

 

#ドクウツギ #佐渡島#毒
#野草生活#野草研究家