佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

大切にされた記憶

元気なお年寄りに、
野草の話しや藁細工のお話しを伺うと


「母さんが手間暇かけて食べさせてくれた。ちょっとしか採れんのんに、

俺が好きだしわざわざ集めてくれたりなー。手間もかけてくれたんだ」

 

「父親が夜に草履を編んでくれた。

足の大きさに合わせて作ってくれたっちゃ。」


と笑顔で教えてくれます。

 

時折涙ぐむお年寄りもおられた。

 

当時はけして裕福ではなく、

ほとんどが貧乏で、

親に遊んで貰う事はほとんどない状態だったそうです。

でも、

手間暇をかけた物のエネルギーは子供達には伝わっていたようです。


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この記憶が、
高齢になっても元気でいられる一つだと思いました。

 

クロモジは魚の毒消しにして煮込み料理に。

リョウブやフジの花はお粥に。

 

クロモジを見るたび、

リョウブを見るたびに大切にされた思い出を思いだして今日を大切に生きる。

 

事がうまく運んだ時は

「守られた✨」

と手を合わせる。

 

そういう一つ一つが長生きの秘訣かもです。

 

息子の自由研究は、

俵の蓋を曾祖父に教えて貰いノートにまとめた物でした。

 

俵の蓋の事よりも、

曾祖父が健康な事にびっくりされ沢山質問されたそうです。


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最後まで読んで下さってありがとうございます

 

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「誰かに大切にされた記憶」ってとても大事だと思いました。元気なお年寄りに、野草の話しや藁細工のお話しを伺うと、「母さんが手間暇かけて食べさせてくれた。」「父親が夜に草履を編んでくれた」と笑顔で教えてくれます。この記憶が、高齢になっても元気でいられる一つだと思いました。#呟き #夕日#佐渡島#イマソラ

 

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