佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

名古刹に行き感じた鬼滅の刃のブームの理由

島で有名な古刹に行きました。

そこでご住職とお話しする事が出来ました✨

 

弘法大師

世阿弥

木食さん、

日蓮上人、

が訪れ、

国宝級の神仏が鎮座する、

日本の宝のようなお寺です。

 

幾度の飢饉、

食糧難や流行り病、

苦しかった人々の心を救って下さっていたお寺は、

あつい信仰心で支えられて来たそうです。

 

そんな由緒あるお寺のご住職が唐突に、

 

「ああんた達、ここ継がない?」

 

とおっしゃいました。

 

!!!!?

 

え⁉️

 

一昔前なら、

ここの僧侶になることは、

きっとものすごい名誉な事で、

厳しい修行を乗り越えた頭のよい、

徳の高い人のみしか許されない事だったと思います。

 

びっくりしましたが、

理由をお聞きすると、

今は、

維持していくために、

苦しまなくてはいけない、

頭を抱えるものになってしまっていました。

何よりもお金がものすごくかかるとのこと。

 

 

その昔佐渡には、

神社仏閣は1000箇所以上有ったそうです。

それが現在は200近くになり、

維持も危ういそうです。

理由は人員不足とお金の問題だそうです。


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朽ち果てていく文化と信仰と建造物を見て、

複雑でした。

 

人口は都市に流れ、

お金を注ぎ込む流れも変わった。

 

モヤモヤしたので図書館に行き、

私でもわかりやすい昔の暮らしをまとめた本を借りました。


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ほんの100年前までの佐渡は、

暮らも貧しく、

苦しく、

脱力感でいっぱいになるほど、

生きる事に希望を見いだせない様子が書かれていました。

 

 

近所の90歳のお婆さんも、

 

「昔は親に、

鬼かと思うほどこき使われて、

何度も本当に親なのか?と疑った。」

 

と言っていました。

 

この状況は、

どこかで読んだ状況とそっくりだ❗️

そうだ鬼滅の刃だ❗️

 

 

極貧と差別と悲しみが、

とてもわかりやすく書かれている鬼滅の刃は、

家族で大好きなマンガです。

敵の生い立ちも壮絶で悲惨であり、

単純に憎めない。

もどかしさがあります。

考えさせられるとても泣けるお話しです。


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1000以上もの神社仏閣をなぜ建てたかというと、

五穀豊穣になりご飯をいつも食べれるように、

無病息災で病に苦しまないように、

との願いで建てたのではないでしょうか?

 

先日、

集落の総会で

「コロナ禍で外食が規制され米余りが深刻な問題になってる」

と言う話が出ました。

神がもたらしたお米が食べきれないほど余っていて困っているというのです。

 

私は農家ではないので、

米が売れない事に心配しない第三者の目線で

一歩引いた目線で見ると、

 

神社仏閣や道祖神やお地蔵様に願いは叶えて頂けているめっちゃ神仏に守られた国ではないかと思うのです?

 

なぜなら

米は余り、

食べ過ぎで病になり、

病は病院が多くを診てくれる。

辛い重労働は機械が行ってくれるし車も普及したので運動不足が問題になってるのは、

実は凄い恵まれてる事だからです。

 

 

今の幸せに気づく為には、

昔の人の苦労と悲しみを知り比較しなくては気付く事は出来ません。

庶民の日常を知ることはとても大切だと思います。

 

 

それがわかりやすくかっこ良く、

面白いストーリーになってる鬼滅の刃

 

大ヒットした理由は、

 

今がいかに幸せか、

気づきなさい


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という天からのメッセージが入ってるからかも知れませんね。

だから感動して泣けるのかも知れません。

 

朽ち果てていくものは、

今の私には止めることは出来ません。

ただ感謝をのべ、

気持ちばかりのお賽銭をいれてきました。

 

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます