佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

椿の花が真冬に咲く理由

椿の花が厳しい環境の冬に咲く理由は、

効率よく鳥に花粉を運んでもらうためなんだそうです😃


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佐渡島に自生する椿は2種。

 

人魚の涙をのみ800年生きた伝説を持つ八百比丘尼のもたらしたヤブツバキ

※人魚の肉を食べた説もある

 

新潟県の木で、低木のユキツバキ。


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右→雪椿の花
左←薮椿の花

である。

 

ではなぜ冬に花を咲かせるかと言うと、、、

 

引用
↓↓
鳥に花粉を運ばせるツバキが、

寒い時期に花を咲かせるのにも理由がある。

暖かい季節に花を咲かせても、

鳥たちは餌となる虫を取るのに忙しくて、

とても花の蜜など吸いには来てくれない。

そのため、

鳥の餌となる虫の少ない時期に花を咲かせるのである。

 

鳥の需要を見据えて花を咲かせていたようです。

ライバルがいない時期を狙って咲かせたということですが、

私はこう考えてみた。

 

鳥達の命を繋ぐ為に、

椿は、

頑張って冬に咲くのではないかと。


冬に咲く椿の花を見て心が温かくなる今日この頃でした。

 

立春だというのに、

佐渡島は大荒れです。



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春が待ち遠しい✨

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます

 

 

伊藤邦男先生の本の引用はこちら

↓↓↓

佐渡島の植物と民俗