佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

令法という木

「令法」

リョウブと読みます。

この木には足を向けて寝られない程感謝しています。


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リョウブ

リョウブ科

落葉低木

方言:ロウボウ リョウボウ

私が老人ホームでアルバイトをしてる時、

リョウブにお世話になった方は沢山おられました。

祖父は米よりも沢山食べたといいます。

 

律令の頃、

飢饉に備えて植える事を法律で定めた植物です。

 

あれから1300年以上、

つい80年前まで、

ずーーーっと御先祖様の命を繋いでくれた植物なんです。

保存すれば10年以上蓄えておけて、

とても強い植物なのだそうです。


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(新芽のリョウブ)

 


味は、

苦味も甘味も旨味も無いです。

 

 

一説によると、
御先祖様が食べた物はDNAに記憶されていると言われています。

 

「マック🍔やイオンがない佐渡島なんか嫌だ」
といいはなち、
長期休暇で昼まで寝て私の言う事に反抗する娘。

 

 

リョウブを食べDNAのスイッチを入れ、

 

自然に感謝した日々を思い出し、
昼まで寝れる事に感謝出来るように、

 

「肉料理が少ない」


と文句いえる程の飽食の時代に生まれた事に感謝出来るように、

 

と願いを込めてリョウブ入り🍙を作りました✨

 


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私自身にも、
困難を乗りきった強さのDNAの記憶をよびさますようにと願いながらリョウブ🍙作りました。

 

 

家族がリョウブ🍙を食べている時、
先人が良く口ずさんだフレーズを鼻歌にし

相乗効果を計りました✨

 

家族は聞き流していましたが、

潜在意識に作用することを願ってます。

 

ぜんめー山はてーそーだ
(ゼンマイ山は大変だ)
ロウボウ山へ行って楽せんか
(リョウブ山へ行って楽しよう)
山のロウボウの木もこきゃーなびく
(山のリョウブの木も手で簡単に採れる)

リョウブは日常生活で道具にも利用されてました。

 

よくしなるので

炭作り用の蓋、
雪の上を歩くカンジキの材料としても使われました。

 

リョウブを同定出来る人だけでも良いので

 

リョウブの前を通り過ぎるとき、

 

 

 

 

ぜひ感謝を伝えましょう。

 

もしかしたら、

また救って頂く日が来るかも知れないから。

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます

 

 

 

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伊藤邦男先生の本の引用はこちら

↓↓↓

佐渡島の植物と民俗

 

 

https://www.instagram.com/p/B_Y5s7wp6Ai/

新五郎 on Instagram: “「リョウブの🍙」 いくつもの困難な時代を支えてくれた食べられる木の葉、糧葉。 じいちゃんは米よりも沢山食べたといいます。 長期休暇で乱れた生活になっている娘に、食べさせました。 御先祖様が食べた物はDNAに記憶されていると言われています。 リョウブを食べ、…”

#リョウブ #🍙 #野草研究家#野草