佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

佐渡島 弔いのお香

佐渡島の農民は、

線香は高価の為自分達で手作りしていました。

 

判っているだけで4種のお香が有りました。

○シキミの葉のお香・・・抹香といい高級品

 

○ハマゴウの葉のお香・・・浜香といい海辺

の人の香。7月の土用に採取し干して作る。


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○椿の花ビラのお香・・・花お香。

冬に花ビラだけを採取し作る。


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○ハイイヌガヤ、キツネヤナギ等の香

 

 

この中で、

椿の花お香と

ハマゴウの浜香は実際に作っていた方からお話しをお伺いすることができました。

 

作り方は両者共に

干して石臼で擦した粉状のものを、

香版と呼ばれる板に乗せて火をつけたそうです。

香りは

「そりゃいい香りだったさー」

お二人方共言っておられました。

 

私も再現して見ましたが、

火を付けた煙の香りは、

ハマゴウも椿の花もアロマのような良い香りがするわけではありませんでした。

 

焚き火のような匂いがほんのり変化するといった具合いでした。

 

山に住む人は花お香を、

海辺の人は浜香を作り身近に手に入る物で作っていたようです。

 

 

 

このお香を、

手作りする家庭は残ってないと思います。

大変な手間暇がかかりましたから仕方ないと思います。

 

 

でも今度、

自分で作った昔ながらのお香で

仏壇にご挨拶してみたいと思う。

私は山で育ったので花お香をあげたいと思います❗️

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます

 

 

 

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伊藤邦男先生の本の引用はこちら

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佐渡島の植物と民俗

 

 

 

 

https://www.instagram.com/p/B8YoMPYpR-s/

新五郎 on Instagram: “佐渡の代表的な手作り線香 ・浜香(ハマゴウ) ・花香(椿の花) をかつて作っていた人に初めてお会いすることが出来た✨ 奥さんは花香を 旦那さんは浜香を作っておられた経験をお持ちでした。 戦前は庭で麻も普通に育てていた。 山奥だけど野草はあまり食べなかった。…”