佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

野草を日用品に

日本古来の植物の魔法

日本古来から行われている魔法… それはしめ縄 藁(わら)を使い、 決められた数を組み合わせ エネルギーを入れ綯う。 さらにそこに、 縁起の良い植物をあしらい年始を迎える。 日本の大切な文化です。 今年初めてシャーマンとコラボし、 しめ縄を販売しまし…

韓国最高の土種の本

韓国最高の 薬草専門家の土種である チェ・ジンギュ氏は20歳の頃に 一生 薬草採りとして生きていく と決心をし、 薬草に魅了された人生を 送っているという。 貧困と不幸な家族の死、 酷い片頭痛に悩まされて 何度も命を断とうとしたそうです。 それを救って…

クズバフジ

クズバフジは佐渡の方言です。 クズバフジとはマメ科のクズをさします。 世界の侵略的外来種ワースト100選定種のひとつ クズ (時々見かける珍しい白花のクズ。香りは同じグレープのような良い香り。) 地元の方に 野草のワークショップを頼まれた際、 「こ…

佐渡の七五三縄

年の瀬ですね。 今年も混沌として 今まで常識としていたことや 良しとしていたことが崩れ、 価値観が大きく変わった年になりましたね。 皆様にとって、 今年はどんな年だったでしょうか? 正月と言えばしめ縄です。 佐渡島も米どころなので、 伝統的なしめ縄…

やみつきになる野草歯磨き粉

野草を研究し始めてはや10年。 一番最初に作ったのは、 ハコベや竹炭を利用した野草の歯磨き粉です。 使い続けて早10年たつのですが、 使い心地の良さが癖になります。 私はパティシエ時代に、 あまりにも多忙すぎて食事が作れず 売れ残りのケーキを主食…

虫除けワークショップ

先日、 虫除け成分を含んだ野草や 樹木を利用した 『虫除け作りワークショップ』 を開催させていただきました。 私はシックハウス症候群を機に 香料を避けるようになってから 数年経ちました 強い香料は喉が異常に渇き、 軽い眩暈がします。 それからは ハッ…

私の目線について

佐渡にいながらにして、 色んな地域の人と触れあう機会に恵まれて 毎日勉強になっています (東京都薬用植物園の池兄さん) 〖野草に興味がある〗というフィルターをくぐった人ばかりなので、 本当に素敵な人ばかりと出会う事ができる。 (植物に詳しい京都・奈…

どうやって野草を覚えたか?について

「野草はどうやって覚えたのですか?」 「どこかで学べるの?」 必ずといって程聞かれる質問です。 私は独学で覚えました✨ そして子育て真っ只中に勉強しました。 といっても大好きな事だったし、必要に迫られていたので全く苦ではなかったです。 佐渡島は植…

大きな傷を作ってしまった時

私は子供の頃から山で育ち、 3世代同居だったために必然的に昔ながらの暮らしも体験して育ちました。 祖父母が農作業中大きな怪我をしたときに、真っ先に傷口に塗るのはヨモギでした! ヨモギを揉んで傷口に塗って止血する、 毒虫に刺されてヨモギで手当てす…

念願だった風草の履物を作りました

道端の草風の履き物は、藁より3~4倍長持ちして人気だったとか。 View this post on Instagram A post shared by 新五郎 (@nokongikuk) 藁(わら)は木よりも高価な草 と言われていて、 稲作に向かない山間部ではなかなか価値の高かった藁(わら)の 代用…

アーユルヴェーダのオイル作りワークショップが開催されました

加茂湖のほとりのレイクフロント青空で、 アーユルヴェーダのワークショップが開催されました。 lakefronthouseaozora.com こんにちは☺ 佐渡島で昔ながらの野草知恵を楽しく伝えている 野草研究家の菊池はるみです。 【野草を摘んでオイル作り】あらゆるケア…

茅葺職人は何故元気で長寿なのか?

こんにちは。 佐渡島で野草を生活に取り入れて生活している 主婦の菊池はるみと申します。 このブログは野草を通して学んだ事、 野草の専門家の知識や、 お年寄りの知恵をシェアしています。 私には、 とても素敵な友人がいます。 彼は屋根ふき(茅葺職人)…

歯茎の腫れにもコウヤマキ

仏教でお馴染みのコウヤマキは高野山に沢山自生する木です。 佐渡には自生はしませんが、 お寺やお庭に植えられているのをよく見かけます。 香りは一本筋が通るような松のような香り。 実は歯茎にとても良いらしいということがわかりました。 コウヤマキのエ…

良いとこ探しのトレーニング

長年お付き合いのあるご住職に こういわれました。 「人の悪口言わないし、 いつも楽しそうで、 幸せそうだね」 !? 家では子供に 「ママはすぐに怒ってばかり」 と言われるので、 自分の人格は 短気&怒りっぽい のかと自負しておりました。 いつも楽しそう…

緑色の美しいハコベ塩

旅館の女将さんからのオファーを頂き野草のレクチャーをさせて頂きました 野草の入門編にハコベ塩を作りました。 旅館の厨房でのレクチャーは緊張しました。 少しずつ色々な分野の方が野草に興味を持って下さって嬉しいですよね。 ハコベ塩は江戸時代から伝…

藁草履の作り方を教わりました

近所の92歳のお婆さんに、草履の作り方を教わりました 早速履いてみると寒い朝にはだしでも、草履がツボを刺激して寒くない。 そしてとにかく痛いのです(笑) 92歳のお婆さんのお話しは、 大変興味深かったのでシェアしたいと思います。 小さい時から厳し…

お年寄りから噂に聞いていた万能薬

デイサービスでアルバイトしているときに、お年寄りから度々聞いていた かつて佐渡で作られていた幻の万能薬。 ⦅高田一方精⦆。 空瓶ですが、初めて見ることが出来ました。 たまたま道で出会ったお婆さんが見せてくれました。 そしてお話しもお伺いすることが…

和のウッドラフ

「和のウッドラフ、 クルマバソウを愛する会の皆さん」です(笑) と言うのは冗談ですが、 このメンバーは 杉木の林に自生する和のウッドラフ、 和名クルマバソウの可能性を模索中の大学生とオニカフェ店主です。 ウッドラフはワインの香り付けや、 洋酒の香り…

野草オイルで足ツボマッサージ

野草仲間yuiちゃんは、 本場タイでも施術していたタイ古式マッサージのプロ。 [http://www..com/人気ブログランキング:title] いつもは椿油を使用することが多いそうですが、 今回は私がブレンドした野草を太白ゴマ油で抽出したもので足ツボマッサージしても…

umamiraboマルシェのお礼

先日行われたマルシェにご来場下さった皆様、とても感謝しております。 ソーシャルディスタンスを徹底して下さった運営者の方にも感謝しております。 手伝って下さった皆様ありがとうございます。 私は野草雑貨を出展致させて頂きました。 今回一番力を入れ…

金色の葉っぱ

金色のベルベットのような新葉がとても美しい「シロダモ」。 伊藤邦男先生は本の栞にしていたそうです✨ 佐渡島ではロウソクの原料にされてた記録が残っています。 シロダモ クスノキ科 常緑樹 ロウソクにするには、 おそらく実を使ったのではないかと言われ…

佐渡島 弔いのお香

佐渡島の農民は、 線香は高価の為自分達で手作りしていました。 判っているだけで4種のお香が有りました。 ○シキミの葉のお香・・・抹香といい高級品 ○ハマゴウの葉のお香・・・浜香といい海辺 の人の香。7月の土用に採取し干して作る。 ○椿の花ビラのお香…

葛の蔓で草履作り

『足中草履(あしなかぞうり)』 と呼ばれる 西郷隆盛が履いていた草履として有名な小さな子供用に見える草履があります。 戦国時代の戦闘時や、 雨の日の草履として使われていました。 履いていると、 鼻緒部分に有るツボが刺激されて頭がスッキリしたり、 姿…

佐渡島の薬湯 ❰仙寿湯❱

私の生まれ育った地区には、 薬草湯『仙寿湯』が有りました。 かなり前に生産は中止されて、 今では幻の湯になりました。 小さい頃の風呂の思い出なのですが、 わき水を薪で沸かし この仙寿湯を入れた湯が大好きでした。 この頃は、 多くの家庭が自宅にある…

天女がくれた野草の軟膏

森が大好きな天女が作ってくれた 日本ミツバチと野草の軟膏。 この軟膏は、 数ヶ月にも及ぶ私の蕁麻疹を 支えてくれました。 蕁麻疹が出た跡、 この軟膏を塗るとすーっと痒み引きました。 ぼこぼこになった肌、 原因がわからなくて心が折れそうな私の心も癒…

草花の塩と 江戸時代の歯みがき粉

左からハコベ塩。 椿塩。 スミレ塩。 タンポポ塩。 実に綺麗です✨ 塩は保存に最適です。 作り方は塩に すりこぎを使い花びらをすりこめば、 このような草花塩が簡単に出来ます。 お風呂に入れても良いし、 サラダにかけても良いですね 今回はこの中で ハコベ…