天然杉の森の中に開基された清水寺
風格ある杉の並木道。
新穂地区にある清水寺に至る石階段の杉は、
植えたのではないそうです。
伊藤邦男先生の本の引用
↓↓↓「仁王門から中門にいたる杉の老巨木は、
昔植えられたもの」
という人もいるが、
それはまちがい。
植えたものではない。
天然杉林である。
天然杉林の巨木の林立するスギ山に、
この寺が開基されたのである。
植えられたようなスギの巨木の並木林であるが、
全山を覆っていたスギの天然林のレリック(生き残り)である。
この杉の並木を抜けると、
救世殿が見えます。
手を合わせたような造りになっているそうです。
また京都の清水の舞台を模した造りになっているともいわれています。
この由緒あるお寺は、
今は無人のお寺ですがかつての繁栄のすごさを垣間見ることができます。
私は清水寺が好きです。
その理由は元々あった杉林を残しその中に開基されたという所。
森の中にいるような、
ときが止まったような雰囲気が素敵です。
ここのすぐ近くに、
樹齢1000年を超える大イチョウがおられます。
オスのイチョウの木です。
幹囲16㍍もあります。
その昔、
超美男なイチョウの精霊が夜な夜な女性を誘惑するので、
封印するために術がかけられた事もあったとか。
植物を尊重し、
大切にし、
仲良く静かに暮らし続けてきた雰囲気に癒されます。
自然を尊重し仲良く暮らすということは、
現代人にとってかなり過酷です。
人間が快適に暮らすことは、
今の科学技術では、
自然の生き物たちにとってはかなり負担になります。
さて、
どういう暮らしをすれば魂が喜ぶのか?
そういう事を、
考えさせられてしまう場所でした。
最後まで読んで下さってありがとうございます(^^♪
伊藤邦男先生の本の引用はこちら
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