佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

美味しい山菜と噂のモミジガサを食べてみました

モミジガサ、

方言シズク・シドケは、

美味しいと山菜と噂されています。

 

ワラビやゼンマイ、

タケノコのようにどこにでも自生しているわけではなく、

そんなに目にしません。

 

よってスーパーには販売していないです。

 

f:id:ikkakinokinoha0401:20210530201050j:image

キク科コウモリソウ属の多年草

春、茎が20-30cmに伸び、

茎先の葉がまだ展開しないものは山菜として食用にされる。 

          ウィキペディア

 

トリカブトと間違える事故もある植物です。

 

モミジガサは

日陰で水気の多い沢に自生し、

触った感じはじっとり柔らかい。

毛はなくてすべすべしてます✨

 

間違えられるトリカブト

ゴワゴワ毛が生えていて固い所が違います。

 

 

〖山海の野草〗の著者の広江美之助の一説に

 

「青物市場に出荷したら、

 

ホウレンソウや白菜の売れ行きがガタ落ちするであろうと思われる程においしい山菜。

 

オヒタシが最上の味で、

ホウレンソウのオヒタシがまずくて食べられなくなるほど、

独特の香ばしい風味があり、

筆舌に尽くしがたい。

世界の旅を毎年続けているが、

 

このような美味しい野草は、

世界中でまだ食べたことがない」

 

広江美之助氏が大絶賛するのが

関西以南に自生するのがデバコモミジガサ。

 

どんなに美味しいのだろう?

ホウレンソウが食べられなくなる程

美味しいなんて興味津々❗

 

 

とても気になっていたところ、

お婆さんからモミジガサを頂きました。

 

 

佐渡島に自生するのは

デバコモミジガサではない

ただのモミジガサですが

そんなに違いはないはず。

 


f:id:ikkakinokinoha0401:20210530202728j:image

ワクワクしながらホウレンソウのようにおひたしにしてみました。


少量過ぎて

写真に納めるのを忘れてしまいました😓

 

 

食べた結果は、、、

 

非常にホウレンソウに似ているが、

そこまで感動しなかった、、です。

 

 

香りは春菊っぽさが少し有りました。

食感はホウレンソウそのもの。

 

調理も楽

 

というのが特徴だと思います。

 

 

私は日々化学物質にまみれ

強い刺激に慣れすぎているせいか、

広江美之助氏のように、

感動する事は出来ませんでした😭

 

 

けれども、

一つ体験談が増えた事は私の財産になりました。

 

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます

 

 

 

伊藤邦男先生の本の引用はこちら

↓↓↓

佐渡島の植物と民俗