佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

どんぐりでチョコレートもどきを作ってみた

息子が私に

タンポポの食べ方や、

どんぐりの事や

野草について話してくるようになりました。

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何があったんだろう???

もしかして息子も

野草に興味を持ったのだろうか💛

 

と喜んでいたのですが、

そういうわけではなく

息子は「ホモサピ」という

YouTuberにはまっていました。


www.youtube.com

私も見てみると

冒険心溢れ

ワイルドで

解説も分かりやすい!!

 

マネできるものはわずかですが、

ドングリチョコというのは

大変興味を引きました!!

 

早速やってみました。

 

ドングリといえば、

縄文時代の主食としての認識が高いです。

 

ドングリとは

ブナ科の植物の秋に実る果実の総称。

以外にも種類が多いです。

 

佐渡島ではドングリは

スダジイ

・クリ

(クリがどんぐりに入るのもびっくり)

 

これ以外に食された記録が見つけられませんでした。

クリ知名度が高いので、

食べ方は割愛します。

スダジイは鳥がすぐに食べてしまうので、なかなか採取が難しい。

粛慎が好んで食べていたと伝えられています。

 

また一般的なイメージのドングリは

「食べると舌が割れる」

と言い伝えられていたので、

今までトライしていませんでした。

「舌が割れる」

という言い伝えは、

恐らく

「灰汁が強いので注意せよ」

という意味だと思います。

 

コナラやクヌギのドングリは

めちゃくちゃエグく渋かったです!!

 

・鳥がすぐに食べないこと、

・集めやすいこと

・灰汁が少ない

を条件に絞っていきました。

 

結果マテバシイ

集めてみる事にしました。

2年かけて熟すマテバシイは、

面白いように拾えました。

 

友人の野草仲間と拾ったのですが、

いい年をした熟女が

ドングリを喜んで拾っている光景は面白かったと思います。

拾ってから水に入れ沈んだものを使いました。

それから煎ります。

煎ってから殻をむき、

ミキサーで細かくします。

まるでアーモンドプードルのようです。

そしていい香り。

マテバシイは脂分がないので、

ココナッツオイルを加えます。

最小限の砂糖を入れ冷ます。

冷やすとカレールーそっくり。

これを熱した包丁で切り分けます。

これで完成(^^♪

アクセントにクロモジや

ハマナスの実も入れたりしました。

 

気になる味なのですが( ^ω^)・・・

 

大人の女性は美味しいと言いました。

男性や子供は‥‥でした。

「チョコじゃない…と」

 

確かに

カカオとドングリは全く違う植物ですから、

致し方ありません。

 

因みに私は好きな味で

香ばしくココナッツの香りが特徴的でした。

 

みなさんもぜひ試してみてください。

 

私の大切な野草仲間は宿を運営しています。

このような面白い実験は、

度々この宿で

興味のある人が集まって開催しています。

不定期ですが面白いイベントも開催していますので、

チェックしてみてください。

↓↓

lakefronthouseaozora.com

 

ドングリといえば思い浮かぶのは縄文時代です。

私は狩猟採取で生活していた、

縄文時代に非常に興味がありました。

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ホツマツタヱの勉強会で知ったのですが、

縄文時代とは

皆が想像する原始的な人間のコミュニティーではなく、

高度な技術をもち

1万年も続く平和な時代を送っていたとか。

 

ホツマツタヱは謎が多いとされている

 

発掘の専門家によると、

佐渡の小木地区には

非常に大きな集落の痕跡があり、

他県産の土器も発見されている事から

相当大きな集落があった可能性が高いとか。

 

興味深いですね(^^♪

 

1月~3月まで

佐渡の縄文・弥生展が

佐渡博物館で展示されていますので、

おススメです。

学芸員の相羽さんに解説をお願いすると、

面白さが150倍アップします。

↓↓

www.city.sado.niigata.jp

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます☺