佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

佐渡島の毒消しオオバクロモジ

佐渡島のお年寄りから教えて頂いた毒消しあれこれをご紹介致します。


○魚介類の食中毒が心配な時はクロモジ
○キノコの毒が心配な時は🍆なす
○猛毒は3年塩漬けにすれば大丈夫
 フグの毒さえも消える

 

どれも怖くて試せませんねー。


今回は
魚介類の食中毒を消すといわれるクロモジをご紹介致しますね。

 


◆オオバクロモジ◆
クスノキ科
落葉低木
方言 クロモンじゃ モンジャ

 


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「冷蔵庫が無かった時代、
魚売りはリアカーに乗せて行商していた。
魚の目は既に白くどうみても半分腐っていた。


でも重要なたんぱく源ですから、
そんな魚でも購入してた。」

 


そんな時はクロモジを入れれば毒消しになると言うことで、
山の人はクロモジをローリエのように煮込み料理につかっていました。

 


海側の漁師町ではフグの毒消し、
臭い消しに常備していたそうです。
クロモジの木を束にし常備したそうですが現在は残ってない郷土料理です。


現在の使い方としてはコーヒーと合わすのがオススメ。

 

オススメのクロモジコーヒーはこちらのお店で飲むことができます↓↓↓

[餃子&珈琲 おにCafe on Strikingly


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最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

 

伊藤邦男先生の本の引用はこちらのブログ

佐渡島の植物と民俗