栃の木巡り
昨年秋に佐渡島の栃の巨木巡りをしました。
海辺から車で5分程で栃の木の原生林にたどり着けるのは島の特徴。
縄文時代~近代まで救荒食料として私たちの御先祖様を支えてくれた栃の実。
脂肪吸収抑制、血糖値を押さえる効能もあり素晴らしい木の実。
悲しいけれども
栃の実の加工は高齢化、
割りに合わない手間暇の為
失われ行く伝統の技の一つです。
こんなに落ちているけど、
使う技術は受け継がれていない。
美味しい栃餅。
こちらの原料の栃の実は扱い易い中国産だとか、、、。
栃の実加工で難しいのは灰汁抜き。
灰汁抜きに使う灰はナラの木の灰で、
灰汁抜き加減は絶妙な感覚であり、
経験で覚えるしかないのだそうです。
「効率を学校で勉強するようになったら、バカらしゅうなって、みんな辞めたっちゃ」
そう語っていた地元の人。
効率、資本主義ってなんだろう?
この地で生きる知恵と、
資本主義で生きる知恵と魂が喜ぶのはどっちだろう?
昨年秋には、
「仕方ない時代の流れだもん」
と思っていたけど
今はこの地で生きる知恵の方が大事な気がしてきた。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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