佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

真剣に学びたいとき

小学校の子どもたちが真剣に

「食べられる野草を教えて」

と言ってきました。

 

それはどんな瞬間かといいますと、

小腹が空いたけど食べるものがないときでした。

 

ミチタネツケバナ、スイバ、アサツキなどが

食べられることを教えてあげると

全員がものすごい勢いで摘み出し、

調理法などまで聞いてきました。

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採取後も、

集中して下処理をしてから食べていました。

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喉を潤すジュースも作りました。

ツバキの花やウメの花を使ってかわいい💕味も美味しいので何度も作って飲んでました。

 

今まで子供たちに

幾度となくワークショップを開催していましたが、

こんなに真剣に

子供たちが学んでくれたのは初めてでした。

 

空腹を解消したい気持ちは、

すごいな~

と思いました。

 

 

先日高校時代の友人に、

「食糧危機になったら食べられる野草を教えてね」

と言われました。

 

戦後の日本の食糧不足を

解消するために、

かつて国の政策で

「夏の七草」

というものが制定されました。

当時は全国規模で真剣に野草を食べていたことが伺えます。

 

きっと人間の生命維持の本能が

発動した時に、

野草を食べる気持ちになるのですね。

 

つまり野草は

人間の命をつないでくれる

最後の砦だと、

多くの人が潜在的にわかっているのだと思います。

 

偶然このようなYouTubeをみつけました。

 

youtu.be

あと2年後、

とんでもない事がおこる予測ですが

今はまだ余裕があるので

「まさか来るわけない」

と大多数が思っています。

 

私もその一人です。

 

食料品の物価が

どんどん上がってきていて

生活を圧迫しているのは序の口なのか…。

 

 

野草に命をつないで頂く日が

再び来そうな気配がします。

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今はまだ野草を食べることが

「健康の為」「新しいエンターテイメント」のような扱いですが、

 

歴史をさかのぼると、

野草などの野生植物を食料にしていない時代の方が圧倒的に少なく

今の時代が不自然であります。

 

昭和以降、

私たち人間は美味しい山菜や貴重な山野草や薬草などの植物以外を、

ないがしろにしてきました。

 

身近な野草や野生植物は駆除し排除しています。

ご先祖様の命をつないでくれた英雄的な存在なのにです。

 

 

こちらもすごい内容でした💦

 

アプリで植物を簡単に見分けられるようにはなってきていますが、

まだ間違えていることもあります。

例え見分けられていても、

野草を食べるには下処理も必要ですし伝統的な知恵も必要です。

 

どんな時代がやってくるのでしょうか‥‥

 

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます☺

 

野草の知恵や講座の案内をインスタグラムにて発信しています

 

 
 
 
 
 
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佐渡の野草の歴史や著書はこちらで見ることができます

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