佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

真剣に学びたいとき

小学校の子どもたちが真剣に

「食べられる野草を教えて」

と言ってきました。

 

それはどんな瞬間かといいますと、

小腹が空いたけど食べるものがないときでした。

 

ミチタネツケバナ、スイバ、アサツキなどが

食べられることを教えてあげると

全員がものすごい勢いで摘み出し、

調理法などまで聞いてきました。

f:id:ikkakinokinoha0401:20230326233845j:image
f:id:ikkakinokinoha0401:20230326233848j:image

採取後も、

集中して下処理をしてから食べていました。

f:id:ikkakinokinoha0401:20230326233905j:image
f:id:ikkakinokinoha0401:20230326233909j:image

喉を潤すジュースも作りました。

ツバキの花やウメの花を使ってかわいい💕味も美味しいので何度も作って飲んでました。

 

今まで子供たちに

幾度となくワークショップを開催していましたが、

こんなに真剣に

子供たちが学んでくれたのは初めてでした。

 

空腹を解消したい気持ちは、

すごいな~

と思いました。

 

 

先日高校時代の友人に、

「食糧危機になったら食べられる野草を教えてね」

と言われました。

 

戦後の日本の食糧不足を

解消するために、

かつて国の政策で

「夏の七草」

というものが制定されました。

当時は全国規模で真剣に野草を食べていたことが伺えます。

 

きっと人間の生命維持の本能が

発動した時に、

野草を食べる気持ちになるのですね。

 

つまり野草は

人間の命をつないでくれる

最後の砦だと、

多くの人が潜在的にわかっているのだと思います。

 

偶然このようなYouTubeをみつけました。

 

youtu.be

あと2年後、

とんでもない事がおこる予測ですが

今はまだ余裕があるので

「まさか来るわけない」

と大多数が思っています。

 

私もその一人です。

 

食料品の物価が

どんどん上がってきていて

生活を圧迫しているのは序の口なのか…。

 

 

野草に命をつないで頂く日が

再び来そうな気配がします。

f:id:ikkakinokinoha0401:20230326234346j:image

 

今はまだ野草を食べることが

「健康の為」「新しいエンターテイメント」のような扱いですが、

 

歴史をさかのぼると、

野草などの野生植物を食料にしていない時代の方が圧倒的に少なく

今の時代が不自然であります。

 

昭和以降、

私たち人間は美味しい山菜や貴重な山野草や薬草などの植物以外を、

ないがしろにしてきました。

 

身近な野草や野生植物は駆除し排除しています。

ご先祖様の命をつないでくれた英雄的な存在なのにです。

 

 

こちらもすごい内容でした💦

 

アプリで植物を簡単に見分けられるようにはなってきていますが、

まだ間違えていることもあります。

例え見分けられていても、

野草を食べるには下処理も必要ですし伝統的な知恵も必要です。

 

どんな時代がやってくるのでしょうか‥‥

 

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます☺

 

野草の知恵や講座の案内をインスタグラムにて発信しています

 

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by 菊池 はるみ|自然愛する野草研究家🌿 (@yaso_harumi)

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by 菊池 はるみ|自然を愛する野草研究家🌿 (@yaso_harumi)

 

 

佐渡の野草の歴史や著書はこちらで見ることができます

ameblo.jp

 

 

 

 

 

日本古来の植物の魔法

日本古来から行われている魔法…

それはしめ縄

 

藁(わら)を使い、

決められた数を組み合わせ

エネルギーを入れ綯う。

 

さらにそこに、

縁起の良い植物をあしらい年始を迎える。

 

日本の大切な文化です。

 

今年初めてシャーマンとコラボし、

しめ縄を販売しました。

次々と嬉しい声を頂いたのでご紹介いたします。

 

K様より

 

佐渡のしめ縄を先日送っていただきました。

素敵な素敵な作品をありがとうございました。

封を開けて手に取った途端、

名にかあたたかいものが流れて来て、

嬉しくて涙が出てきて、

思わずお礼のお手紙を書かせていただきました。

開けた時は最初にわたしが沢山パワーを頂いていましたが、

家を出入りするたくさんの人にも届きますようにと願いながら、

飾りました。

こんなに素敵なものを作ってくださり、

本当にありがとうございました。

 

A様

このしめ縄を飾った途端、

お店にいつも来ていた苦手な人が来なくなってびっくりしてる。

本当に見守られているという事を感じられた。

そして香りがとてもいい。

お正月だけではなくずっと飾っていたい。

 

植物の持つエネルギーと

日本の古から伝わる技は、

魔法だと思いました。

 

感想を下さったお二人は、

都市部にお住いの方なので、

いつもと違う自然のエネルギーを

感じ取りやすいのかも知れませんね。

 

貴重な体験談をありがとうございました。

 

それをお手紙で伝えてくれるお気遣いに、

励まされました。

 

また自分がお年寄りから受け継いだ技や、

植物のもつ神秘さを改めて知る事ができました。

 

縄を綯うことが重要だった縄文時代の文化と、

稲作が始まった弥生時代のいい所が融合した日本の文化。

次世代につないでゆきたいと思います。

 

佐渡伝統のしめ縄についての記事

↓↓↓

ikkakinokinoha0401.hatenablog.com

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます。

 

 

 

野草に興味がある大学生

先月のことです。

 

女子大生が佐渡海峡を渡り
野草を学ぶために私に会いに来てくれました😊
f:id:ikkakinokinoha0401:20230313234739j:image
それは私にとって
とても良い勉強になりましたので

その出来事を書きたいと思います。
f:id:ikkakinokinoha0401:20230313234946j:image

(ゲンノショウコ)


私「野草を学びたいと思ったきっかけは?」

女子大生「自分達はいろんな物を与えられて育った世代。気付いたら高校生で、

気付いたらなんとなく大学生。
哲学やエビデンスなど、

頭で覚える事はできていたけど、
実際は自分で食料を調達する事すらままならない。コロナの影響で人生のレールがなくなった時に、それで本当にいいの?!と思った。
なんとなく生きてそれがなんか悲しくて、、、
野草を初めて食べてから

地に足が付く感じを体験して、
学びたいと思った。
自分でスマホアプリや図鑑で

学ぼうと思ったけど、
やっぱり人から学びたい。

毒草か確証がないと心配だから。
先にやっている人がいて良かった。」

と、、、、。

なんてしっかりした若者なんでしょうか。

人生について真剣に考えている姿に
私が感動してしまいました。

女子大生は、
ニワトリを飼い

炭焼き活動もしていくそうです😊

コロナ禍は本当に大打撃でしたが、

若者の価値観をこんなにも変えたのです。

 

その後、

女子大生は仲間を連れてもう一度佐渡に来てくれました。

 

女子大生は

前回教えた野草を完全に覚えていて

仲間に説明していました。

f:id:ikkakinokinoha0401:20230313234757j:image

私が伝えたかった

食べられる野草が溢れている喜びや、

古から命を繋いでくれた感謝も、

仲間に伝えていました。

 

その様子に私の方が

感動してしまいました。

ありがとうという気持ちでいっぱいになりました!!!

f:id:ikkakinokinoha0401:20230313235105j:image

女子大生達には

タラの卵の煮付けを

ガマズミ塩で食べてもらったり、

f:id:ikkakinokinoha0401:20230313235226j:image

タラとクロモジのあら汁を

ご馳走しました。

 

大好評でした♪

 

 

PS:我が子は女子大生と年が近いのですが、こちらには一切興味を示さずに、YouTubeを見ながらコタツに入っていました💦

我が家の子どもたちの夢は、

イオンで買い物することですから(佐渡島にイオンはない)野草に興味ゼロです💦

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます☺

 

 

 

 

ワークショップのお知らせ

f:id:ikkakinokinoha0401:20230226090554j:image

日程:3月8日(水)

午前10時〜12時

大人500円

こども無料(未就学)

 

 

場所:佐渡市立畑野小学校

電話:0259-66-2019

担当:若杉

 

お申し込みはお電話または

こちらのURLにアクセスしてください。

↓↓↓

Microsoft Forms

 

締切は3月6日まで

 

 

身近な草木を

スパイスやハーブの代用として

クラフトコーラを作り飲んで頂きます。

 

会場の畑野地区は、

その昔生薬草にとても詳しい人々が住み

様々な薬草の栽培にも成功しています。

 

山には草山伏と呼ばれる、

薬草の専門家も住んでいました。

 

そんなお話しもしつつ

楽しみながら

皆さんと一緒に

時間を共有できればと思っています♪

 

私は

野草料理が苦手な家族と暮らす

一般的な主婦です。

 

どのように生活に取り入れたらいいか?

どうやって学んだのか?

などの質問も

どんどん投げかけて下さい。

 

皆様のご参加お待ちしてます。

 

 

 

 

畑野小学校からお話しを頂き、

打ち合わせに行きました。

 

校長先生が

私を出迎えてくださいましたが、

清々しい校長先生だな

という印象を持ちました。

 

PTAを廃止し

学校を地域に学区を問わず開放し

地域連携を強化する試みを

すぐに始めた改革派。

 

凄いです

 

 

校長先生と

色々お話しをしていくうちに、

私と共通点がある事がわかりました。

 

なんと校長先生とは、

数年前にお会いしていた事がわかりました。校長先生は佐渡の方ではないので、

けっこうな確率の偶然です。

 

ふと見上げると

歴代校長の写真が並んでいました。

そこには私の小学校の時の担任の先生がおられました。

 

懐かしい気持ちと

温かい気持ちになりました。

 

 

 

最後まで読んで頂き

ありがとうございます♪

 

 

 

#野草

#野草ワークショップ

 

 

 

 

 

子供達の川柳を見て初心に戻った

 今日は

子供のダンスのリハーサルに

アミューズメント佐渡に行きました。

 

そこには

子供達の佐渡をアピールする川柳が

表彰されていました。

 

著作権の関係もあると思い

写真は撮らなかったのです。

 

佐渡のいい所が書かれた

そのほとんどは

 

美しい自然や

豊かな植物についてでした。

f:id:ikkakinokinoha0401:20230225234839j:image

これを見て

 

「ああ

子供達は、

佐渡の自然を誇りに思っているんだ。

佐渡には色々な自然を学ぶ所は

辛うじてあるけど、

身近な薬草や野草についての

歴史や方言や使い方を知ってる人は

なかなかいない。

知ってても

前に出る人はあんまりいない💦

学びたい時に学べないのって、

もしかしたら

それは未来の大きな財産を失っているのかも知れない。

やっぱり頑張ろう」

 

f:id:ikkakinokinoha0401:20230225235903j:image

私の話しを聞いてもらえて

共感してもらえるだけで

嬉しかった初心に帰ろう

 

 

そんな気持ちになりました。

f:id:ikkakinokinoha0401:20230226001018j:image

(アキノキリンソウ)

 

実は私は今

色々なことが空回りしていて

無価値感で溢れてます!

 

そんな時に

この川柳を見つけました。

 

空回りした事も

いい勉強になったと

笑える日が来るといいな😊

 

最後まで読んで頂き

ありがとうございます♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杉の木の夢を見ました

【ちょっとナイーブな内容です】

今朝

夢で

杉の木が斬られて悲しい想いや、

諦めるような

切ない感情の夢を見ました🌳

f:id:ikkakinokinoha0401:20230223225501j:image

実は

我が家の母屋にかなり接近した状態で

杉の木が3本生えていました。

 

その木の葉が雨樋に詰まって、

屋根や雨樋には

ぺんぺん草ではなく

タラの木や杉の赤ちゃんまでが生えておりました💦

 

という事で、

母屋に接近した杉の木を伐採する事になりました。

f:id:ikkakinokinoha0401:20230223223516j:image

※イメージ画

 

天候などの問題で日程が決まらないでいた状態でしたが、

夢を見た後に、

本日伐採される事が決まりました。

 

杉の木は

今日斬られる事を

予知していたようです。

 

私は初めて

木の気持ちを受信する事ができました。

 

なんというか

申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

植物は、

感情を持ち

予知する能力もある

という事を

身をもって体験しました。

 

植物の気持ちを

聞けるようになりたいと

思っていましたが、、、

 

相当メンタルが強くならなければ

いけませんね💦

 

伐採された木は、

大切に

薪ストーブの燃料として

使わせてもらおうと思います。

 

最後まで読んで頂き

ありがとうございます

 

 

 

 

 

 

野草を沢山食べてきた人たちの現在

野草を食べることに

興味を持つ人が

どんどん増えてきているように感じます☺

 

身体によさそう

縄文回帰したい

自然回帰したい

新しい価値観

年配の方だと

なつかしさ

少し知ってるからもっと知りたい

お話を聞いてると、

みなさんが野草に求めてるものは

上記のような事だと思います。

 

野草は毒にも薬にもなります。

 

沢山食べて良い野草と、

だめなものもあります。

 

では、

野草を沢山食べてきた人たちは、

現在どうなっているか

ご紹介いたしますね。

 

まずは、

私の祖父です。

 

祖父は現在88歳でカブに乗り、

大酒をくらい元気にしております。

f:id:ikkakinokinoha0401:20230129234814j:image

祖父の兄弟は5人ですが、

まだ3人は元気で健在しております。

 

祖父達は、

戦争の大混乱期の影響もあって

リョウブや山菜、

フジの花や大根を主食にして食べたそうです。

サツマイモの蔓まで食べていたそうですよ。

 

この地区は、

山間で作物があまり豊富に採れない影響もあり、

野草や木の葉を食べ生きてきました。

祖父の同級生もまだまだ元気で、

私は40歳を超えた今も地域のメンバーが変わらないので、

実家に帰ると、

いまでも子供の気分になってしまいます。

 

祖父達は若いころに

野草や木の葉を食べていただけで、

現在は食べているわけではありません。

 

ワラビやゼンマイやタケノコなどの

山菜と認識されているものは

現在でも食べてますよ。

 

そして佐渡独特の

発酵料理『なめぜ』を

ご飯のおともにして好んで食べています。

※私は食べられないです。味は土に似ている気が…

↓↓

佐渡 塚本こうじ屋 味噌 こうじ なめぜ 老舗

 

昔は野草を沢山食べて、

自然にふれ、

現代の医療の恩恵や、

現代のインフラの充実のおかげで

元気で長生きしているのかもしれません。

 

野草や木の葉を

生きるために大量に食べ続けていた人が

今でも元気なので、

 

はやり、

野草や木の葉は良いのだ

とつくづく思う今日この頃です。

 

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます☺