佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

藁細工ワークショップでした

佐渡文化財団主催で

佐渡の伝統的な藁の鍋敷き作りのワークショップが行われました🌾

私はそこで講師として参加致しました。

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藁細工も草です。

草遊びの延長のような感覚なので大好きです😃

 

わら細工のワークショップはいつも大人気。

なぜでしょう?

 

参加者の皆さんの平均年齢層は高めでした。

中にはお若い方もいらっしゃいましたよ。


子供の頃にやったことある、

ご自身の親や祖父母がやる藁細工をみて、

「余裕が出て来たからやってみたい」

 

という人が多かったです。

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わら細工って見た目は簡単そうだけど、
準備するまで恐ろしく手間のかかる事を知っている方は少ないです。

 

手間暇について書いた記事 

↓↓

 

 
ikkakinokinoha0401.hatenablog.com

 

藁細工は

やってみて初めて先人の凄さがわかります☺️

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参加者さんは、

自分がいかに
手間隙かけて大事にしてもらっていたか

を、
藁細工の大変さを通して気づいたようでした。

 

昔話を幸せそうに、
誇らしげに話してくれる人もたくさんいました。

 

昔褒められた事を思い出している人、

自分の足の大きさに合わせて草履を作ってもらった記憶を懐かしむ人。

 

物はなかったけど、

貧乏で苦労したけど、

手間暇をかけてもらっていたこと。

 

そういう事を、

誇らしげに話してくださる人が多かったです。


その様子に私が癒されました✨

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*1

 

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*2

 

わら細工のワークショップはなぜ人気なのか?

 

藁細工というのは、

稲からできる。

稲作をもたらしたのは神様です。

スサノオ命は、

穀物の種を持って地上に降り、

稲田の女神と結婚。

つまり、地上に稲作をもたらし、

豊かな農業国を創った神。

 神事に藁でできたしめ縄や、

稲穂や、

お米がお供えされるのも

 

稲=神様

 

私たちは神様のわけみたまが入っているといわれています。

 わけみたま 

ハリの先1センチぐらいの光みたいなものが心臓の中に入っていて

”しんが” とも呼ばれるそうですが、

その分け御霊(わけみたま)が天の神様と繋がっています。

 

わら細工のワークショップが人気なのは、

潜在意識の喜びなのではないかというのが、

私の結論です( *´艸`)

 

 

ではなぜ、もっと開催しないの?

と聞かれるのですが、

それは手間暇がかかり過ぎて、

対応できないからなのです・・・・。

 

頑張ります

 

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございます(^^♪

 

 

 

伊藤邦男先生の本の引用はこちら

↓↓

佐渡島の植物と民俗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#佐渡文化財団の藁細工ワークショップ

 

*1:

私たちの師匠の作品。

四捨五入すると90歳のお婆さんの優しい艶のある鍋敷き。

*2:50年以上前の男性の作った鍋敷き。

力強く堅くため息が出る程美しい。