佐渡島野草研究家 菊池はるみ

佐渡島で自然と暮らした先人の知恵をライフスタイルにとり入れた生活をする主婦です。 子供3人、猫4匹、夫と古民家で暮らしてます。 佐渡島の民俗学と植物学者の伊藤邦男先生の本を参考にさせて頂いてます。

『のあそびっこ』で野草のワークショップ

まだ雪が降る前の晩秋に、

『のあそびっこ』で

野草のワークショップをさせて頂きました。

 

内容は、

『摘んだ野草を調理し、

おにぎりとみそ汁を作る』

でした。

 

「のあそびっこ」は

松崎さんが主催する

子どもたちがのびのびと自由に

野外で遊びができる会。

 

大人は困った時に手を貸すスタイル。

子どもたちが主になり決めて行くところは素晴らしいと思う。

子どもたちは刃物や火の扱いもお手の物です。

 

火の焚きつけは、

私よりも上手でしたよ。

 

この敷地は除草剤を使っていないので、

美味しそうな野草が沢山自生しています。

子供たちと、

お母様たちとせっせと摘んでいきます。

オニノゲシ

クローバー

セイヨウタンポポ

ハコベ

セリ

イヌタデ

アサツキ

オオバコ

ミチタネツケバナ

カラスノエンドウ

 

食べやすい野草を摘みました。

 

男の子は虫がいれば、

そちらにすぐに夢中になります。

 

女の子は一生懸命摘んでくれます。

 

お母様たちは

一生懸命覚えようとしてくれます。

 

摘んだ野草は、

まとめて灰汁抜きします。

野草を沢山食べたいときは、

この方法がおススメ。

 

ほうれん草と同じように灰汁抜きした野草は、

水気を切り細かく刻みます。

 

おにぎりに入れる野草は

先ほど灰汁抜きした野草をさらに細かく刻み、

塩で味付けしてからご飯に混ぜ込みます。

ここにイヌタデの花を生で入れ

プチプチの食感と色をアクセントに。

良く混ざったら🍙にします。

釜戸で炊いたお米

皆様が事前に用意して下さった

味噌や野菜をふんだんに使ったみそ汁に、

残りの灰汁抜きして刻んだ野草を入れました。

女の子たちが創作しながら作った

野草を潰したエキスもお料理に混ぜました。

↑↑

これ、

とても大事だと私は考えています

 

この調理は薪の炎で調理しました。



不思議なのですが、

薪の炎で作る料理は

どの料理も

とてもまろやかになります。

 

完成したお料理は、

とっても美味しかったです☺

 

調理しながらお母様たちと

野草の神秘性など話しました。

女性はそういうお話大好きですから、

とても盛り上がりましたよ。

私もとても楽しかったです。

 

野草を食べることで一番難しいのは、

正しく見分ける事です。

これは一番のハードルだと思います。

 

彼らも生きるのに一生懸命ですから、

姿が図鑑と大幅に違っていたり、

毒草がすぐ近くにある場合もあります。

 

野草を採取することは、

身近な自然を体感する一歩かもしれません。

 

シャーマン千明ちゃんは、

「野草料理は

大いなるものと繋がりやすくなる!!!」

と言ってました。

私の敬愛する伊藤邦男先生は

ハコベを食べる事は

「野生の回復」

と言います。

 

私は野草を食べる事は、

身体と心の薬だと思っています。

 

のあそびっこの皆様、

ありがとうございました!!

最後まで読んで下さってありがとうございます☺